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「伸びる」ために必要なマインド
- 「成長する」ということは誰もが直面しなければいけないことです。「そのまま」でいていい人などはいませんし、そのまま何もしなくても幸せに暮らしていけるような人は絶対にいません。
社会は常に流動的です。特に現代ではそれまで「常識」とされていたことが常識ではなくなってしまうスピードが速いもので、少し気を抜いているとあっという間に「置いていかれる」ということがあります。社会で生きるということは、常にそのような流動的な状況を乗り越えた上で仕事をしていくということになります。世の中には一人の人が把握しきれないことがたくさんあるもので、常に学び、常に自分を昇華させることが重要なことです。たとえそれが「仕事以外の時間」を使うことであったとしても、自分を社会で活かすためには学ぶことが必要なのです。
最近の企業では従業員を成長させ、組織を強くするという取り組みが盛んです。それは「儲かっている会社」に特に顕著です。成長した会社では、さらに成長を促進させるべく、「そのままでいること」を忌避しようとする動きが盛んなのです。ここでもひとつ「淘汰」されてしまう構図が出来てしまいます。あまり儲かっていない企業ではそのような動きを取ることが少なく、それよりも「目先の売上を上げるんだ」ということに躍起になってしまい、従業員に成長の機会を与えないということが多く見られます。
そのような場合でも、自分がたまたまそのような組織に所属してしまっていても、どうしても成長する必要はあります。だからこそ、自分自身をブラッシュアップさせることが必要になっていて、どのようにして学ぶ機会を得るのかということが「課題」になっているのです。
そのような意識を常に持つこと、それが「伸びる」ための秘訣です。
就職した段階で、「環境が自分を育ててくれる」などということはないと考えましょう。成長するために必要なことは「自分自身をどう育てるのか」という意識なのです。積極的に自分が知らない領域に挑むこと、積極的に自分が触れたことがないものに挑むこと、貪欲に吸収すること、そして何より大切なのが、「それが当たり前である」という意識を持つことが必要です。
そのようなことを鑑みると、「何かに固執する」ということが少し損であるような気がしてくるのではないでしょうか。それまで自分が信じていた「正義」、「正しいこと」を疑う目が必要になってくるのではないでしょうか。そのような意識を持つことで、新しいこと、今まで知らなかったことを吸収しやすくなるのではないでしょうか。
そのような「マインド」こそが成長の秘訣です。成長し続けるために必要なことは、自分がどれだけ「足りない」人間なのかということを自覚することです。自分が成長するためには、それまでの自分を否定するということすら必要になってくるものなのです。そのような意識をどのようにして持ち続けるのかということ、それが自然に持てるということが何よりも重要です。
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