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  • 前向きなマインドを保つ秘訣

    • 私たちは物質的な世界を、現実的な理性と、理屈では説明できない「精神的な感覚」で捉えています。物理的な法則のように変えられないことはたくさんありますが、そのようなことも「捉え方」をさまざまに持てるのです。

      「気持ち」というものほど曖昧なものはありません。ただ、その曖昧なものを世の中に生きている人間の誰もが持っているということを忘れてはいけません。私たちの創造性、今の文明、今の社会を築き上げたのは、ただの「知性」だけがそうさせたのではありません。「明日はこのようにしたい」、「未来はこうあるべきだ」という考えを抱いてきたこと、「今」はできなくても、いつかは出来るようになると「信じて」きたことが大きいのです。

      それは「その時」の常識ではどうにもならない問題だったかもしれません。ですが、それが「イヤ」だから私たちは戦ってきました。新しい技術を開発したり、それまで誰も知らなかった真理を解き明かしたりしたのです。「発展」というものは、「今は無理」という現実的なとこだけを見ていても成し得ないことなのです。そもそもが「今は」という考え方です。「明日は」出来るかもしれないと、考えることが大切なのです。

      私たち「人間」の持つ豊かな精神性と、知性は表裏を成すものです。一方で現実を知り、一方で理想を捨てないから、私たちはいつも戦うことができるのです。現実があるから、それをどうにかして乗り越えようとするのです。それをまず知ることです。誰もが「出来た」わけではなかったのです。誰もが「できない」からはじめて、「出来る」に進化させてきたのです。そのようなことを意識できるかどうか、そのようなことを日々の暮らし、自分の関わるところで実践できるかどうかが、「前向きになれるかどうか」を左右するのです。

      つまり、「今の身の程を知る」ということを経由しなければ「前向き」にはなれないということです。ただ、「今はこうだけど、未来はこうなりたい」という「意志」を持つことが大切なのです。

      今の世の中はさまざまな情報が氾濫しています。自分で試すまでもなく、すでに経験した人の感想や実体験などを簡単にインターネットで入手することができるのです。中にはそのような情報で知ったようなふりをして、「何をしてもムダだ」と達観してしまう人もいます。ですが、そのような姿勢は何も生みません。「自分がやれば違う」かもしれないのです。

      人がやってダメだったことがあるとして、「なぜダメだったのか」ということを考えればいいのです。違う方法を試せばいいのです。それが「前向き」になるための方法です。諦めないこと、人に笑われても、信念は曲げないこと。それがポジティブの「種」です。

      一番いけないのは「何もしない」ことです。何もしなければ傷つくことはないかもしれません。悩むこともないかもしれません。ですが、同様に何も生まれないのです。何も生まない人、それは人としてとてももったいないことなのです。